年末年始、インド・ラジャスタン地方に観光に行ってきました。

噂で聞いたほどのカルチャーショックもなく
噂で聞いたほどの怖さもなく
噂で聞いたほどの悪臭もなく

思い出すだに愛しい国でした、インディア。
うん、でも、きっと、ツアーメンバーがよかったからですね。


インドでは、生きていくのに本当に大切なものは何かということを学びました。

本当に大切なもの。

本当も嘘もあるかい。お金です。
お金の力ってすごいです。幸せはきっと、お金で買えます。


ツアー会社はどうやらオーストラリアの会社だったらしく、

何水で洗ったのかよく分からないお皿に
掃除バケツのようなものから柄杓で注がれたおかずを素手で食べてみたり
初心者なのに自己責任のサインをしてノーヘルで馬に乗ってみたりと

なかなか日本の旅行会社ではできない体験もできました。


沢山あったものは
ヒンドゥーのお寺と、牛とラクダと、辛い食べ物と、
やっぱり乞食。

当人の怠慢だと言う人もいて
確かにそういう面もあるようで

きりがないからそれでいいのだと言う人がいて
本当にそれはそのとおりで

だからと言って
骨と皮みたいに痩せた子どもに　３０円ちょうだい、と言われて
無視を決め込める自分は
つくづく「神」や「尊厳」といった言葉に意味を見出せるような敬虔な人間ではないのだと
改めて身の程を思い知ったりもいたしました。


でも、それでも、ワタクシにとってすら
人が額づいて祈る姿は美しく
世界は悠遠に厳かで

こういうことに触れることでしか得られない感動も確かにあると思うのです。


ツアーメンバーに恵まれて、
泣いて笑って歌って踊って、
大変大変楽しい１６日間でした。


旅はいいなぁ！



写真集


（080116）